大阪府遊協は12月2日、市内のシェラトン都ホテル大阪において令和3年度の歳末防犯懇談会ならびに定例理事会を開催。来賓として大阪府警察本部生活安全部より橋本卓部長、同保安課の石川嘉嗣課長、丸山忠彦課長補佐が出席した。
大阪府警察本部生活安全部の橋本卓部長は行政講話で、店内における感染防止対策の徹底や特殊詐欺の撲滅に向けた諸対策の推進など歳末警戒の実施に協力を求めたほか、業界の健全化を推進する上で必要な取組みとして「期限切れ旧規則機の確実な撤去」「ぱちんこ等へののめり込み問題への継続した取組みの推進」の2点を要請。旧規則機の完全撤去については「経過措置期間の延長によって国民から射幸性の抑制を先送りしていると言われてはならない。旧規則機は計画的かつ確実に撤去することが強く求められている」とし、計画的な新規則機への移行と適正廃棄を求めた。
平川容志理事長は、「引き続き社会貢献活動の一旦として地域に密着した防犯活動を推進し、大阪府警察の治安活動の一助になればとの思いを持って今後も継続して一層の協力をさせていただく所存」と挨拶。旧規則機の撤去については「大遊協では、この問題に対する対応の在り方が業界の社会的責任を失うことの重要性を十分に認識している。21世紀会で決議した適切な対応を遵守した作業を進め、旧規則機の計画的な回収撤去に向けて、組合員が一丸となり全力で取り組んでいるところ」とし、しかるべき時に行政当局に良い結果報告ができると述べた。さらに、のめり込み問題への対策では、リモート形式でのアドバイザー講習会を実施し、アドバイザーは累計2,700人を超え1店舗5名以上の配置を実現していると報告した。
12月の定例理事会は、定数60名中委任状含む60名の出席で成立。各委員会、青年部会などから活動報告がなされた。