東京都内のホールへ金賞品を卸す商社で組織する東京商業流通組合(堀井努理事長)は10月25日、第32回通常総会を開催し、令和2年度の事業報告と決算報告、令和3年度の事業計画と予算並びに経費の賦課及び徴収方法の決定、規約の一部変更の5議案を上程し、いずれも原案通り、可決・承認した。
堀井理事長は挨拶の中で、今年7月にコロナ禍に伴う見舞金として定款に定められた上限額を給付したことや総会に任意組合の規約の一部変更が議案として提出されたについて言及。規約の一部変更については、「遊技場の廃業により年々、差等割賦課金収入が減少している中、協同組合の共同購買事業によって生じた利益を、任意組合の互換を主とした流通システム適正化事業に支出するための措置である」と理解を求めた。
また総会に先立ち、増田光春警視庁風俗保安対策官による行政講話があり、強盗対策等の更なる徹底、暴力団排除と再関与防止対策、特殊詐欺の被害防止の3点について、現状の課題等を踏まえ、取組みを推進していくことを期待すると話があった。