全商協は6月8日、第33回通常総会を全商協事務局会議室とWEB会議システムを併用して開催。任期満了に伴う役員改選では、林和宏会長が退任し、新たに中村昌勇氏が会長に就任した。
2020年度（2020年5月1日～2021年4月30日）の事業報告によると、同組合の主な事業であるパチンコ中古機流通について、中古機に貼付する確認証（紙）の交付状況は、42万3,074件・63万8,628台となり、前年比では件数で84.1％（7万9,702台減）、台数で83.4％（12万6,940台減）と大きく落ち込んだ。認定機については、2018年2月1日に施行された規則改正の影響による前倒し認定が行われた事により、2月まで申請はなかったが、3月より新規則機の認定申請が始まり、4月までの2か月間で、1,494件・2,813台となったと報告した。また、各関係書類の押印省略の検討、中古書類作成ソフトや機歴管理システムの部分的な改修を行うなど、利便性の向上と各地区遊商及び組合員に対する啓蒙・教育活動を継続して行い、「安心で安全な全商協のぱちんこ中古遊技機流通システム」の維持・向上に取り組んだほか、子ども虐待防止を訴える市民活動「オレンジリボン運動」への支援を継続して実施し、コロナ禍の中においても可能な範囲で社会貢献活動を実施した。
なお、2021年度事業計画では、次年度（2021年5月1日～2022年4月30日）の確認証（紙）の発行枚数を59万2,100枚（中古用56万4,900枚・認定用2万7,200枚）と予測している。
中村新会長
