余暇進は5月18日、令和3年度定時社員総会(第20期)を大都販売(東京都台東区)にて開催した。
今年度の定時社員総会も新型コロナウイルス感染拡大防止を図るべく、オンライン開催とし、会場には成立要件に必要な人員のみが参加。議案の審議は事前に議決権行使を求めた。
冒頭、笠井聰夫会長はこの1年を振り返り、政府系金融の門戸開放、旧規則機械の撤去期限延長、ホールへのバッシングの減少について「業界を挙げたコンプライアンス順守、また、実効的なコロナ対策に対する行政当局ならびに社会の評価を反映するものであります。余暇進の年来の目標である業界の環境整備に連なる前進といってもよろしいと思います」と述べた。またホール4団体、関係8団体の連携が強化され、業界一丸となった活動に弾みが付いており、余暇進がその一翼を担っていることについて、「大変意義深く、心強い限りであります。コロナが沈静化して平静に戻るのは当分先になりますが、業界の足並み、社会的認知・信用の高まりは現下の厳しい状況を乗り越える大きな糧であり、光明であります」と語った。
総会は事業報告ならびに決算関係、今期事業計画と予算案、役員選任などを審議し、すべて可決承認された。任期満了に伴う役員選任では、新たに理事37名、監事2名を選任。新任理事として佐藤正夫氏、平山剛氏の2名が選任された。また今回の役員選任をもって笠井会長が退任。後任には新理事の佐藤正夫氏が代表理事・会長に就任した。
佐藤新会長は就任に際し、「警察庁を退職してから10数年、パチンコ行政を担当する課に勤務する経験もありました。そして公私ともにご指導をいただいている笠井前会長から推薦をいただいたという、2つ事から不思議な縁を感じお引き受けしました。とても感慨深い。とは言え業界の知識は20年も前のものであるため、最近の情勢については勉強しつつ、また皆様からも教えていただきながら、当協議会の運営と業界の発展に寄与して参りたい」と挨拶した。
また役員選任の議案承認後に開かれた臨時理事会において、佐藤新会長による副会長・常務理事の指名が行われ、新執行部が次の通り決定した。
執行部:金海龍海副会長、千原行喜副会長、新井修常務理事、大原栄奉常務理事、金海基泰常務理事、金村浩二常務理事、木原海鵬常務理事、福山浩範常務理事、中村泰明常務理事、岩本大成常務理事(新任)。
なお笠井前会長は相談役に就任した。
総会ではこの他、議事に入る前に、感染症対策のため本総会へ招聘できなかった警察庁生活安全局保安課の池田雄一課長補佐の挨拶を事務局長が代読した。