PAAが4月の活動を報告 緊急事態宣言下の広告、厳しい状況

一般社団法人ぱちんこ広告協議会(PAA)はこのほど4月の活動を報告した。

4月22日に開催した理事会では、大島理事長が冒頭の挨拶で、「パチンコ店を含む集客型の施設は、厳重な感染対策をしたうえで、ユーザー側の心理状態を汲み取る必要がある。我々広告事業者はそもそも広告が可能なのか、またできたとしても充分な配慮が必要な厳しい状況にある。PAAは知恵を出し、協力しあいながら活動を継続し、みんなでがんばっていきたいと思う」と3度目の緊急事態宣言発出に伴う広告事業者の対応について言及した。

業界情報の共有では、篠原相談役から、旧規則機撤去に関連した訴訟の結果とその分析や、4月2日にカジノ管理委員会がパブリックコメントの募集を開始した管理委員会規則案の詳細などについて説明。また、アドバイザーの茂木氏からは、業界内でのインボイス制度についての理解を深める段階にあることや、将来的なキャッシュレス社会の中で、パチンコ業界のあるべき姿や可能性などを関係団体と情報交換をしながら模索している現状などを共有した。

活動報告では、担当理事より次の各項の報告が行われた。
・PAA-ADネットワークWGは、5月中旬からの新たな販売パッケージについて検討し、PAAアド運用開始1周年を記念した東京エリア向けキャンペーンをリリースした。また、全国配信案件の価格をテスト的に変更、活用事例を共有するなど、販売強化に向けた施策を実行。
・ギャンブル等依存問題検討WGのセミナーチームは、依存問題啓発週間中の5月18日に開催する会員企業限定ウェブセミナー「ギャンブル等依存症問題勉強会」の案内を開始。
・広告・宣伝WGは、「広告動向と意識の調査:2020年版」の解説記事などが業界誌各誌に掲載されており、当調査からPAAとしての提言作成に向けて、次回の方針、調査項目のテーマ決定などを検討中。
・防災拠点ネットワークWGは、登録店舗数が徐々に増加しているが、3月に立ち上げたSNSも活用し、さらにフォロワー数と登録店舗数増加に尽力。
・「”ファン”が選ぶパチンコ・パチスロ大賞2020」大賞受賞メーカーに近日、記念品を贈呈予定。パチンコ大賞「P大工の源さん 超韋駄天」三洋物産、パチスロ大賞「アイムジャグラーEX(6号機)」北電子。

また、「株式会社モンキー・アドヴァタイジング」(代表取締役 松永圭氏、東京都新宿区、広告代理業・飲食店の運営)の新規入会が報告された。

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