日遊協の本年度第6回定例理事会が3月18日に都内中央区の本部会議室で行われ、終了後にオンライン記者会見が行われた。
理事会での主な審議は、●会員資格停止に関する審議、●令和3年度事業計画及び重点推進事項（案）に関する件、●令和3年度収支予算書（案）に関する件、●一般社団法人キャッシュレス推進協議会への入会に関する件。
会員資格停止に関する件では、中国・四国支部会員企業の店舗に高射幸性遊技機の撤去未履行があったとして会員資格審査委員会を開き改善勧告を行ってきたが、改善が認められなかったため当該店舗企業を本日付けで90日間の会員資格停止とした。日遊協では初の会員資格停止処分となる。なお、当該企業は全日遊連傘下の所属組合からも組合員資格停止処分を受けている。
本年度事業計画では、重点推進事項として「キャッシュレス社会への対応研究」「ホール等における新型コロナウイルス感染症対策の強化」を新たに追加。また、キャッシュレス社会の現状や情報収集、パチンコ業界におけるキャッシュレス推進や課題などを勉強するため、キャッシュレス推進協議会への入会を承認した。
会見にあたり西村拓郎会長は「本日は理事会に先立ち加盟団体会議を開き、日遊協の横断的組織としての役割や今後の業界の未来の方向性について協議した。加盟団体の皆様の声をきちんと聞きながら日遊協活動の柱にし、今は日遊協として21世紀会で決まった事に対してしっかりと協力して参りたい。また、1月に庄司前会長が逝去されたが、庄司前会長がいつも見ていると思い、その遺志を引き継ぎながら私自身気を引き締めて今後も会長としての大役を努めていく所存」と挨拶し、哀悼の意を込め黙祷を捧げた。
