一般社団法人ぱちんこ広告協議会(PAA)は1月27日、1月の理事会を開催した。
大島理事長は冒頭の挨拶で、「年明け早々発令された緊急事態宣言で各社厳しい状況にある中、『緊急事態宣言発令に伴う広告宣伝に対する配慮について』『緊急事態宣言期間中の広告宣伝適正化へのご協力お願い』を重ねて発出せざるを得ず、この件にご理解とご協力をいただき感謝します。ホールではクラスターを出さない対策を必死に行っており、広告を控え粛々と営業されていることを考えると、我々もそれを応援すべく知恵を絞って新しい未来を開いていきたい」と述べた。
篠原相談役からは、緊急事態宣言下の業界の対応状況や、旧規則機撤去に関連した高射幸性機ではないが人気となっている特定機種の撤去判断に対する業界団体の動向、行政の署名押印廃止に関連する動きについて話があった。
活動報告では、担当理事より次の各項の報告が行われた。
・PAA-ADネットワークWGは、1月中旬から広告枠拡大のためサードパーティツールの販売を開始したが、緊急事態宣言発令により活動を一時保留とした。説明会などはタイミングを見て開催予定。
・ギャンブル等依存問題検討WGのセミナーチームは、2021年5月中旬に開催予定のPAA会員と業界従事者に向けたインナーセミナーについて詳細企画中。二部構成として、一部はセミナー、二部はホール事業者のパネルディスカッションを計画し、キャスティングなどを検討中。
・広告・宣伝WGは、「広告動向と意識の調査:2020年版」の集計と内容の議論を実施。サマリー版の取りまとめが終わり、メディア向けリリースを準備中。回答協力企業には後日フルレポートをリリースする。アンケート実施に当たっての課題抽出も行い、次回以降のアンケートに反映する。アンケート協力企業に感謝するとともに、広告を語るうえでの業界のバックデータとなる役割に期待。
・防災拠点ネットワークWGは、登録店舗数が337店舗となった。協賛店舗へのメリット強化とユーザーの認知度向上のための諸施策実施中。引き続き登録店舗数増加を目指す。
また1月8日からファン投票の受付を開始した「“ファン”が選ぶパチンコ・パチスロ大賞2020」について、今年は投票期間を7週間に短縮してスタートし、各社アンバサダーにも協力してもらい良いスタートが切れているが、例年よりパチスロの投票数が少ないため強化策を実行中との報告があった。
「“ファン”が選ぶパチンコ・パチスロ大賞2020」特設サイト:https://www.pachimaga.com/award2020/