藤商事の第2四半期決算 売上高は前年同期比42%減の66億円

藤商事は10月30日、2021年3月期の第2四半期決算を発表。これによると売上高66億17百万円(前年同期比41.9%減)、営業損失33億73百万円(前年同期は営業損失13億19百万円)、経常損失33億32百万円(前年同期は経常損失13億77百万円)となった。旧規則機の撤去期限が延長され、新規則機への入替需要が先送りとなったことによる販売台数の減少が響いた。

期間中は、厳しい市場環境のもとパチンコ新機種「Pリング 呪いの7日間2」、「P遠山の金さん2 遠山桜と華の密偵」を市場投入、販売台数は16,600台(前年同期比11,800台減)となった。パチスロ機は第1四半期に続き当四半期も新機種の販売はなかった。

下半期は新規大型タイトルとして「Pとある魔術の禁書目録」を市場投入。2021年3月期についてはパチンコ機を中心とした販売活動を展開し、65千台の販売を計画している。一方、パチスロ機は6号機市場の低迷により厳しい市場環境が継続することから、引き続き型式試験の適合機種確保によるラインナップ構築に努めるとしている。また、2020年後半にリリースを予定していた第4弾ゲームアプリについては開発を中止し、経営資源を遊技機事業に重点的に活用するとしている。

なお、2021年3月期通期の連結業績については、パチンコ機・パチスロ機ともに販売台数は前年度を大幅に下回ると予測しており、売上高246億円(前期実績251億72百万円)、営業損失10億円(同営業損失20億54百万円)、経常損失10億円(同経常損失22億79百万円)と予想している。

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