一般社団法人MIRAIぱちんこ産業連盟(通称:MIRAI)は10月19日、都内新宿区ハイアットリージェンシー東京にて設立総会を開催した。総会は正会員67名中66名(書面決議含む)が出席し成立。議案審議では役員選任承認の件が上程され満場一致で可決。臨時理事会を経て新たな執行部が発足した。
冒頭、東野昌一代表理事は設立にあたり「コロナ禍という未曾有の事態の中でパチンコ業界も大きく揺れ動いているが、今こそこの団体で他団体の力になり、実行・行動する団体であり続けたい。MIRAIは、『ぱちんこに向き合う』『娯楽を考える』『私たちが未来像を描き変えよう』というコンセプトの下にスタートする。私たち自身が存在価値を誇れる明るい未来を作り、新たな時代に繋ごうという意思と展望をより分かち合えるようにしていかねばならない。クリエイティブアミューズアクション、持続可能な業界の将来と可能性を創造するためにも、現在の価値を土台にミッションに取り組みビジョンを実現していく」と設立趣旨を述べた。
また、加藤英則代表理事は「MIRAIは政策の提言、実行の2つを大きな柱として進めていく。コロナ禍でニューノーマールが求められている今、業界が存続するためにもAIやIoTなどIT技術も取り入れながら生き残るための様式を改革していく必要がある。未来のぱちんこのために、子孫に業界を残すために一致団結して進めたい」と所信を語り、提言と実行の2つの軸を柱に業界の未来のため躍進することを誓った。
総会には来賓として、警察庁生活安全局保安課の小堀龍一郎課長、全日遊連の阿部恭久理事長、日遊協の西村拓郎会長らが臨席。そのなかで小堀課長は「MIRAIという名には、皆様方の様々な思いが込められていると察します。今なお見通しがつかない新型コロナウイルス感染症の影響やその対応、近い将来に始まるであろうカジノとは一線を画したぱちんこの在り方など、新たな変化が起こる中で業界はその対応が求められています。皆さま方におかれては各種の課題を一つ一つ着実に対処しつつ、是非一般の方々にも目に見える形で、MIRAIという名に相応しい健全にする取組みを進めていかれることを期待しています」と祝辞を述べた。