「Dance Base Yokohama」がグッドデザイン賞を受賞/セガサミー文化芸術財団

セガサミー文化芸術財団は10月1日、同財団が運営する「Dance Base Yokohama(ダンスベースヨコハマ)」(通称 DaBY/デイビー)が日本デザイン振興会が主催する2020年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表した。

DaByは、プロフェッショナルなダンス環境の整備およびダンスに関連するあらゆるクリエイター育成に特化した事業を企画・運営するダンスハウス。今回の審査では、DaBYがダンス関係者の国際的な交流の場となることや他分野との交流、次世代の表現者の育成、コンテンポラリーダンスと社会との関わりを問う活動など、幅広い活動目的のもとに誕生した施設であること、また、オープンな実験場でボックスインボックスに構成された空間設計がDaBYのコンセプトを踏まえたデザインであることから、従来にはなかった役割を担う文化施設としての可能性が大きいと評価され、受賞に至った。

DaBYのコンセプトと空間設計は、愛知県芸術劇場シニアプロデューサーとして国内外のダンスや芸術文化に精通し、DaBYアーティスティックディレクターも兼任する唐津絵理氏の構想をもとに、地元馬車道に拠点を置き、建築設計を中心に、まちづくりやクリエイターネットワーク構築等で実績のある株式会社オンデザインパートナーズの一色ヒロタカ氏、小澤成美氏、森詩央里氏らとの議論を重ねて完成した。空間設計においては、外光を取り入れ、白や木製家具の素材を基調とした明るく風通しの良い、創作活動を行うダンスアーティストにとって居心地の良い空間であることと、舞台芸術に関するアーカイブ資料を手に取りながら、創作風景やプロセスを見学できる回廊部分の設置により、誰もが気軽に立ち寄りダンスと触れることができることを両立している。

■2020年度グッドデザイン賞受賞ページ
URL:https://www.g-mark.org/award/describe/51176?token=tEsydd1ULK

-業界ニュース
-