千葉県遊協は6月10日、千葉市内の京成ホテルミラマーレにて第54回通常総会を開催。議事は事業報告・事業計画など全8議案が上程され、全て可決された。
田中幸也理事長は冒頭、緊急事態宣言に伴った休業要請における組合員の協力に謝意を表したうえで、「5月15日より政府系金融機関や信用保証協会での融資・保証の対象業種の見通しが発表され我々遊技業界も対象業種となったが、融資担当者は当業界への融資経験が無いため、スムーズに融資を受けるためにもまずは3店方式等といった業界の仕組みを理解してもらえるよう努力をしていきたい」と挨拶。さらに、テレワーク等に代表される働き方改革や新しい生活様式が広まったことを受け、5月14日にパチンコ・パチスロ産業21世紀会が制定した『新型コロナウイルス感染症の拡大予防ガイドライン』に沿った遊技環境の徹底、改正規則附則の改正に伴う21世紀会決議事項に基づいた計画的な入替えなどについて理解と協力を求めた。
総会では千葉県警察本部生活安全部の鈴木満部長の祝辞を専務理事が代読。鈴木部長は、県内市町村への防犯パトロールカーの寄贈や「電話de詐欺」防止対策の広報活動といった地域防犯活動を評価する一方で、不正改造事案や広告宣伝事犯等、健全化を阻害する要因も未だ存在することも事実と指摘し、健全営業に向けたさらなる各種施策を推進するよう促した。
議事に先立ち行われた寄付金贈呈式では、公益財団法人千葉県暴力団追放県民会議に寄付金を贈呈。本年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から寄付金贈呈式の規模を縮小しているが、同組合ではこの他に公益財団法人千葉県警察育英会や特定非営利活動法人子ども劇場千葉県センター(パチンコ・パチスロ社会貢献機構との共同助成)、恒例の「夢まるふぁんど」助成事業として、県内の11福祉施設・団体へ寄付金を別途贈呈している。