中国遊商は5月22日、広島市の同組合事務所にて令和2年度第50回通常総会を開催。当日は、新型コロナウイルス感染防止の観点から書面議決で実施され、事業報告及び決算報告、事業計画など全3議案が上程、全て承認可決した。
令和元年度の事業報告によると、同組合の組合員数は前年度から3社減の65社。確認証紙の交付は件数が前年度比1,164件減の2万8,967件、台数で2,335件減の4万1,157台となり、件数及び台数ともに平成29年度から2年連続で減少した。社会貢献活動報告では、「幼児車内放置ゼロ」の腕章を着装してホール駐車場の巡回確認を実施したほか、車両内放置による子ども事故防止活動、公園清掃による環境美化活動、献血活動の実施などが報告された。
令和2年度の事業計画では、確認証紙交付事業において中古遊技機流通制度の趣旨や目的を厳しく認識しながら、中古遊技機流通健全化要網及び中古遊技機取扱業務実施要領、遊技機の認定申請に関わる業務の実施要領等の規定内容を厳格に運用し、安全で安心な遊技機を迅速に提供、流通させることを掲げた。
特に安全・安心の根幹は、遊技機の保守管理の確立、型式の保全措置の徹底、責任の所在の明確化であり、不正排除に向けた取り組みの強化を図るとともに、書類の適正な作成や申請に努めるとした。このほか「共同購買事業」「中古遊技機流通に関する打刻証明書類の発行に伴う事業」などを含めた全7項目の推進重点事項を挙げている。