都内ホールへ金賞品を卸す業者で構成される東京商業流通組合は10月29日、都内豊島区のホテルメトロポリタンにて、第30回通常総会を開催。総会は110名中80名が出席(委任状含む)して成立し、第1号議案の平成30年度事業報告から第3号議案の事業計画まで全ての議案が可決承認された。
議案審議に先立ち行われた行政講話では、警察庁生活安全部保安課の栗城研生風俗保安対策官が、「恒常的な暴力団排除と再関与の防止対策」「犯罪抑止への積極的な取り組み」「特殊詐欺対策」の3点について言及。「犯罪抑止への積極的な取り組み」では、今年発生したショップを狙った強盗事件の犯行手口を紹介。強盗事件が多発する年末に向け、防犯対策の強化を要請した。
堀井努理事長は冒頭の挨拶で、業界の諸問題に触れた上で、「金賞品流通システムのクオリティを維持しつつ、システム維持費の縮減に向け、中古システムの構築、金賞品の在り方や適正な金賞品価格の設定等、幅広い検討を要するものと考察する。『和を以て貴しと為す』の精神の下、組合員が一致団結し、諸課題に対処することが肝要。引き続きTUCと一体となって合理化や改善を図り、流通システムを運営していく」と述べた。