ぱちんこ広告協議会(以下PAAと略)は、8月23日に開催された理事会とギャンブル等依存症問題勉強会の様子を報告した。
理事会では冒頭、大島理事長が、3期目も終盤を迎え振り返りと来期方針・計画を考える時期になった。9月初旬には理事が合宿を行いしっかりと話し合い、9月理事会で共有させていただく予定。また、9月7日には日本遊技関連事業協会(以下日遊協)様と共催するスポGOMI大会の開催、さらに9月下旬には日本電動式遊技機工業協同組合様主催のパチスロサミットが開催される予定で、いずれもPAA初の取り組みとなる。PAAと会員企業の告知協力がどの程度の効果を発揮するかが図られる一面もあるので、ご協力をよろしくお願いしたい、と挨拶した。
続く業界情報共有では篠原相談役から、メーカー団体から行政へ提出された内規に関する要望書のうち、一部要望は受け入れられたが却下されたものもある模様。再提出されたものやパチスロ関連への回答がこのまま遅れると、発売に支障が出る可能性もある状況になってきているとの報告の他、IR関連の政府スケジュール予想などについての報告があった。
アドバイザーの茂木氏からは、8月に行われた「時代に適した風営法を求める議員連盟」との会合で業界に対して選挙への協力にお礼があったこと、メーカー団体から行政へ提出された遊技機の型式試験適合率を向上させるための改善要望などについての回答状況などの報告があった。
理事会後には、PAA会員を対象にしたギャンブル等依存症問題をより深く正確に理解するための勉強会を開催。この勉強会は、健全な広告活動の地盤づくりプロジェクトの一環として、広告事業者としての知見を深める必要性を感じ企画したもの。ギャンブル等依存症問題に深く関わるパチンコ研究家の丈幻氏と、ホール広告研究者の柳井氏、リカバリーサポート・ネットワーク出向経験者の鈴木氏が登壇し、それぞれの視点からの講演を行った。
■「ギャンブル等依存症問題勉強会」実施概要
日時:2019年8月28日(水)16:00~18:30
会場:東京都豊島区・高田馬場BSホール B1F
参加者数:73名
プログラム:
第一部講師:柳井猛晶様氏(東洋大学現代社会総合研究所)
テーマ 依存症問題へのホール事業者の取り組み
第二部講師:鈴木智一氏(リカバリーサポート・ネットワーク出向第6期生)
テーマ リカバリーサポート・ネットワーク勤務経験を通じて
第三部講師:丈幻氏(パチンコ研究家)
テーマ ギャンブル依存症」ってなに?~ぱちんこ業界に求められることは~