京都青年部会が定期総会 白川部会長再選

京都府遊協青年部会は4月23日、京都市上京区の京都ブライトンホテルにて第44回定期総会を開催。任期満了に伴う役員改選を行い、白川智久部会長を再任した。白川部会長はこれで4期目となる。

白川部会長は冒頭の挨拶で「業界を取り巻く環境は非常に厳しい状況が続いており、日常の営業も皆様、悩みながら過ごされていると思う。一方で管理遊技機やメダルレス遊技機、喫煙ブースといった設備投資がかかるような諸問題を抱えているが、そこからいろんな変化が生まれてくると感じている。各都道府県の青年部会の皆様と連携しながら、未来に明るい業界を作っていけるよう進んでいきたい」と述べた。

総会には、京都府警察本部生活安全部生活安全企画課許可等事務審査室から金子平室長補佐、石川清和係長、大阪府遊連青年部会の野口賀蔵部会長、兵庫県遊連青年部会の米田邦広部会長らが臨席。来賓祝辞では金子室長補佐が登壇し、パチンコ営業の健全化を進めていくうえで特に必要な事項として、パチンコ・パチスロへの依存防止対策、広告宣伝の健全化、不正改造事犯の絶無、適正な手続きの履行、賞品買取り事犯の絶無の5点に言及。

このうち広告宣伝の健全化については「京都府下では昨年も依然として広告宣伝に係る違反を認知し、指示処分を行った。特定の日に特定の遊技機を示しイベント開催を告知して射幸心をそそるものや、入賞を容易にした遊技機の設置や大当りの確率の設定状況をうかがわせるものなどが発生しており、これらは現在、業界が進めるパチンコへの依存症対策に逆行するものであると言わざるを得ない」と厳しく指摘。今後も厳正に対処していく方針を示すとともに、営業者など責任のある立場の人が必ず広告内容を確認し、違反とならないか点検するよう求めた。

総会終了後の懇親会では、本総会をもって青年部会を卒業した坂本真吾氏に対し花束贈呈が行われた。坂本氏は「このメンバーと出会えたことは私の財産。部会長をやって本当に良かった」と、目に涙を滲ませながら感謝の気持ちを伝えた。

白川智久部会長

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