東京都遊協は4月24日、都内新宿区の遊技会館で定例理事会を開催。全日遊連が検定・認定の有効期間を満了した旧規則機の撤去を推進すべく、同19日の全国理事会で承認していた「旧規則機の取扱いについて」の内容を支持することを決議した。2018年2月1日の改正規則施行日前に認定有効期間を満了し、現在も設置し続けている甘デジやAタイプの撤去期限は2019年12月31日。
全日遊連の「旧規則機の取扱いについて」では、旧規則機を(1)改正規則の施行日前に検定・認定の有効期間が満了した遊技機と、(2)改正規則の施行日後に検定・認定の有効期間が満了する遊技機に区分。
さらに、(1)では「(A)比較的、射幸性の低い遊技機と「(B)前記の(A)以外の遊技機」、(2)では「(A)すでに検定・認定の有効期間が満了した遊技機」と「(B)今後、検定・認定の有効期間が満了する遊技機」に区分。
(1)の(B)、および(2)の(A)は「万が一設置していた場合、速やかに撤去する」、(2)の(B)は「検定・認定の有効期間が満了するまでに撤去する」、(1)の(A)は「2019年12月31日までに撤去する」こととなっている。
なお、(1)の(A)の「比較的、射幸性の低い遊技機」とは、パチンコが大当たり確率100分の1以上の機種と羽根モノ、パチスロがノーマルAタイプ。ただし、検定有効期間中に認定申請を行わず、現在も設置し続けている遊技機(いわゆる検定切れ機)は速やかに撤去しなければならない。
この問題は、今年3月に警察庁から全日遊連に検討の要請があったもの。阿部恭久理事長は「(組合員の)皆さんには多少なりとも負担をかける内容かもしれないが、業界を良い方向に待っていくためには必要な取り組み」だとして理解を求めた。