余暇進は1月29日、東京都港区のAP虎ノ門において第178回理事会ならびに平成31年1月度部会を開催。122名が参加した。
部会ではダイコク電機DK-SIS室長の片瀬宏之氏が「DK-SISデータから見る2019年~情報強者が生き残る~」を演題に講演。
冒頭、片瀬氏は昨年より市場に流通し始めているパチンコ新規則機やパチスロ6号機について「まだ手探りの段階。これはチャンスだ」との考えを示し、「今後、良い機種を見極める上で必要な稼働の傾向を一早く把握し、営業に活用していくことができるタイミングにある。知識と情報を活かすことで業績向上を図って頂きたい」と語った。
片瀬氏は営業成績に関する種々のデータを紹介しながら、パチンコとパチスロそれぞれの活用状況や遊技機性能の考察を中心に運用方法の解説を行うとともに、適切かつ有効な遊技機の入替え選択を着実に行うために、パチンコもパチスロもタイプ区分だけでは判然としない、細かなゲーム性の違いから来る遊技客の支持傾向にも注視するようアドバイスした。
また遊技客の支持をどこで測るのかという点について片瀬氏は、「例えば導入直後で稼働が高いタイミングの営業成績だけで、複数の機種を並列に見比べるだけでなく、実際にその機種を遊技している状態にあった1人当たりの時間も遊技意欲を測る上で参考にして欲しい」と述べた。
今年最初の部会開催にあたり挨拶した笠井聰夫会長は「今年は遊技機入替の問題をはじめ、いろんな意味で多事多難な年になるだろう。法的な枠組みの話でも規則改正施行2年目になり、目新しいものも出てくる。業界予測について勉強する機会となっている。参考にしていただき、元気で明るい年となることを願っている」と語った。