大阪府遊協は12月13日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪にて歳末防犯懇談会および定例理事会を開催した。
はじめに大阪府警察本部生活安全部の森本敦司部長が登壇し、歳末警戒や来年6月に開催されるG20大阪サミットの警備に関する協力、パチンコ業界の健全化について講話。
平川容志理事長は講話に対して謝辞を述べるとともに、パチンコホールにおいて遊技客に適切な助言を行うアドバイザーを設けるなど業界全体が積極かつ真摯にのめり込み防止対策に取り組んでいることや、適正な広告宣伝を遵守する自主規制を定めたことを報告。また、G20大阪サミットが成功裏に終了するために組合をあげて全面的に協力する方針を示した。
続いて開催された定例理事会では、常設・特別委員会、青年部会がそれぞれ報告を行った。広告・宣伝問題特別委員会の段周精委員長は、「取材」等の広告宣伝に係る自主規制に関して、事務局に寄せられた組合員からの質問内容を同委員会で審議した結果を報告。
このうち「(ライターではない)有名人の来店告知について、サイン会・握手会やトークショー等の告知はOKだったと思うが、パチンコ・パチスロを遊技せず、また遊技機と絡めない場合の告知は可能か」という質問に対し、同委員会は有名人来店の告知もライター等による取材の告知と同様に今回の自主規制の対象内とすることを決定。段委員長は「今回の自主規制は射幸心を過度にそそる、業界の健全化を阻害する広告宣伝を止めることが目的。有名人であっても事前に告知することは特定日の告知にあたり、過度に出玉感を期待させることが目的の広告宣伝とみなされる」とその理由を述べた。
大阪府遊協では去る11月21日開催の理事会で、ライター取材や雑誌取材等の告知について、店舗内外問わず事前、当日、事後の全てを禁止とする自主規制を決議。12月1日より適用を開始している。