ダイナムが、環境負荷の低減を目的に、遊技機の海上輸送を実施

ダイナムは10月3日、遊技台の海上輸送を9月18日~9月25日にかけて実施したことを発表した。

海上輸送は、道路や鉄道等が寸断された場合も、ローコストで大量の貨物を長距離輸送できるとともに、CO2排出量も軽減されるというメリットがある。そのため、災害に強く環境に配慮した輸送方法だ。

今回、同社では遊技機272台を、福岡の物流倉庫からトラックで最寄港へ運び、そこから札幌にある物流倉庫の最寄港まで海上輸送(その後はトラックで札幌の物流倉庫へ納品)。既に同社では長距離間の遊技機の運送については、従来のトラックから一部、鉄道を使った輸送へとシフトしていたが、今回、西日本を襲った「平成30年7月豪雨」による鉄道網の寸断による影響を踏まえ、新たに船舶による海上輸送を行うことを決定したという。

国土交通省によると、1トンの貨物を1km輸送したときのCO2排出量は、トラックの240g-CO2/トンキロに対し、海上輸送は39g-CO2/トンキロと、約6分の1の排出減になるとされている。同社では「今後も積極的にモーダルシフト(地球に優しく、大量輸送が可能な海運または鉄道に転換すること)を行い、サステナブル(地球環境の持続可能な)社会の実現に向けた環境負荷の低減とともに、遊技台流通の複線化を実現していく」としている。

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