和歌山県遊協(森口司理事長)は5月31日、和歌山市内のホテルグランヴィア和歌山にて第53回通常総会を開催した。
議事では、平成29年度事業報告・収支決算等承認、任期満了に伴う理事及び監事改選、平成30年度事業計画・収支予算承認など全5議案が上程され、いずれも原案通り承認可決。役員改選では森口司理事長を再任した。
議事終了後、和遊協社会福祉事業協力会の助成品贈呈式並びに優良従業員表彰式を開催。和遊協社会福祉事業協力会の助成品交付事業は、組合員ホールからの協力金を原資として、県内の社会福祉団体や公共性の高い事業を対象に助成を行うもの。今年は応募のあった64件に対し厳正な選考作業を行い、31団体を助成することとした。贈呈式では、31団体を代表し社会福祉法人河西福祉会、特定非営利活動法人和歌山自立支援センター、特定非営利法人パンダ製作所の3団体に森口理事長が助成品目録を手渡した。また優良従業員表彰式では、ホール従業員の模範となり勤務に精励し、ホールの維持発展に貢献した9名を表彰した。
続いて挨拶に立った森口理事長は「遊技業界を取り巻く環境は厳しく、先行き不透明だが、戦後半世紀以上に渡って大衆娯楽として広く親しまれた業界であることを重く受け止めながら、生活に楽しみを与えられる存在であるよう人と人との繫がりを大切にしていきたい」と述べ、組合員が一致団結して取り組んでいくよう呼び掛けた。
また来賓祝辞では、尾花正啓和歌山市長、和歌山県警察本部生活安全部の榎本祥一部長らが登壇。榎本部長は同組合に対して防犯カメラの設置強化や地域社会の発展に貢献していることについて感謝と敬意の言葉と述べるとともに、同組合の協力により15年連続で県下の刑法犯認知件数が減少したことを報告。パチンコ営業については、店内における置引き防止対策等の犯罪抑止に向けた取り組みの継続実施を求めた。