三重県遊協(権田清理事長)は5月22日、津市内のホテルグリーンパーク津にて第57回通常総会を開催。組合員総数46名中43名が出席する中、平成29年度の事業報告及び収支決算承認、平成30年度の事業計画・収支予算など4議案が上程され、全て原案通り承認された。
総会の冒頭、挨拶に立った権田清理事長は「今年はカジノ法案のからみで、遊技業界にとって昨年以上に波乱の年になるだろう。業界として世間から非難を受ける前に自主的かつ積極的に依存対策、のめり込み対策に真剣に取り組まなければならない」と述べ、全ての組合員が一致団結し、連携の強化、知恵を出し合っていくことが大切だと訴えた。
来賓祝辞では、三重県警察本部生活安全部の柳瀬真首席参事官が登壇し、田中健一生安部長の祝辞を代読。同組合が実施するリカバリーサポート・ネットワークの周知をはじめとした各種のめり込み防止対策を評価する一方で、全国的に射幸心をそそるおそれのある広告・宣伝を行うなど、現在、業界で進めている取り組みに逆行するような活動を行っている営業所が見受けられると指摘。また、三重県において条例の一部を改正し今年4月1日より、ホームページや会員メール等、インターネット上での著しく射幸心をそそるおそれのある広告宣伝を規制対象に追加したことを報告した。