全日遊連(阿部恭久理事長)は5月18日、都内港区の第一ホテル東京で全国理事会を開催した。
理事会では、同組合の理事長候補者の選出について等を議題として上程。4月18日より受付を開始していた次期理事長の立候補者は、現理事長の阿部恭久氏のみとなっていたことから、当日の理事会では、阿部恭久氏1名を理事長候補者として選出することを決めた。今後は、6月21日開催予定の通常総会当日に開かれる全国理事会で、阿部恭久氏の理事長留任が正式に決定する。
阿部理事長は理事会後の記者会見で、記者からの質疑に応える形でこの2年間を振り返り「こんなに色んなことをやらなければならない2年間はなかった。検定機と性能が異なる可能性のある遊技機、新基準に該当しない回胴式遊技機、高射幸性遊技機、依存問題など、通常だったらどれか1個で十分じゃないかというところに、3つも4つも問題が重なり、どうにか過ごせてきたというのが本音。その意味では執行部の皆さんは話を振ったら動いてくれるのでありがたい」と率直な感想を話した。
また阿部理事長は、今年度最後となる理事会冒頭の挨拶で「業界の状況が依然として大変厳しい中、本年度中は取り分け、組合員ホールに対し、大変ご負担をかける施策を講じなくてはならないことが多々あった。ご協力いただいた組合員ホール、各組合事務局の皆様に、重ねて感謝する」と集まった出席者に謝意を述べた。