㈱ダイナム(藤本達司代表取締役)は、2017年12月29日付けで震災対応型コミットメントライン(融資額:150億円)の契約期間を2021年3月31日まで延長。これにより平時、震災時にかかわらず、あらかじめ定められた条件での迅速な融資が可能となる。
コミットメントラインとは、企業と金融機関があらかじめ設定した期間・融資枠の範囲で、企業が随時、借り入れを可能とする契約のこと。ただし一般的なコミットメントラインでは、震災等の大規模災害時には貸出義務を免責されているため、企業側は大規模災害直後の資金確保が困難となるリスクがある。これに対し、震災対応型コミットメントラインは、上述の免責事項を外した契約となるため、大規模災害時でも迅速な資金調達が可能となる。
リリースの中で同社は「当社では事前対策としてのリスクマネジメントと合わせて、危機的状況が発生した場合の対応としてクライシスマネジメントも重要と捉えており、グループ危機管理委員会において迅速な意思決定と情報伝達、お客様をはじめ従業員や信頼関係者の安全・安心を最優先とした適切な対処ができる体制を確立している」とした。
【震災対応型コミットメントラインの概要】
契 約 額 150億円
契約期限 2021年3月31日
金融機関 みずほ銀行
三井住友銀行
特 長 平時と同様、震災時もあらかじめ定められた条件で借入が可能