セガサミークリエイション、ネバダ州でゲーミング機器製造・販売ライセンス取得

セガサミーホールディングス㈱(里見治紀代表取締役)は12月5日、同社の完全子会社であるセガサミークリエイション㈱(小口久雄代表取締役社長。以下、SSC)及びSSCの完全子会社であるSega Sammy Creation USA INC.(以下、SSCU)が、米国ネバダ州ゲーミング・コントロール・ボード(以下、NGCB)及びネバダ州ゲーミング・コミッションによる審査・公聴会を経て、2017年12月1日付(現地時間)で、米国ネバダ州におけるゲーミング機器製造・販売ライセンス(以下、ライセンス)を取得したと発表した。

現在、アジア地域を中心にゲーミング機器の開発・製造・販売を手掛けるSSCは、世界最大のゲーミング機器市場を有する北米地域への進出に向けて、米国ネバダ州におけるライセンスを申請していた。NGCBによる調査はSSC、SSCU及び同社の3社を対象に行われ、企業に対してはガバナンス・コンプライアンス体制、財務・税務情報、取引先情報や訴訟歴等に関する調査、さらにSSC、SSCUの全取締役・全執行役員及び同社CEO、COO、CFO及び法務統括担当執行役員(2016年10月申請時)個人も調査の対象となり、学歴・職歴から、資産等の情報、訴訟歴・犯罪歴や交友関係等に至るまで幅広い領域で詳細な調査が行われたという。

本件ライセンス取得を受け同社は、SSC及びSSCUはネバダ州における製品の製造・販売が可能となったことから、検査機関に対してゲーミング機器の検定等を申請し、同時に販売体制の整備を進め、2019年3月期中の製品投入を目指すとともに、今後その他の地域におけるライセンス取得についても順次手続きを進め、販売地域の拡大を図っていくとしている。

なお、現時点では本件ライセンス取得に伴う今期業績への影響は軽微となる見込みとし、11月30日に発表した通期連結業績予測は修正していない。

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