セガサミーホールディングス㈱(里見治紀代表取締役)は11月30日、同社平成30年3月期の通期連結業績予測を下方修正した。
今回発表した通期予測値は売上高3,300億円(前回発表値に比べ500億円減)、営業利益130億円(同70億円減)、経常利益100億円(同60億円減)、純利益50億円(同60億円減)。売上高を13.2%減、経常利益を37.5%減とするなど、今年5月に公表した前回予測値に比べて、業績が大きく下回る見込みとした。
修正の理由は、来年2月の規則改正施行の影響により、下期の遊技機販売スケジュールを見直したため。今回の発表により、同社今期の新機種投入数はパチスロ10タイトル(前回予想11タイトル)、パチンコ5タイトル(同7タイトル)となる予定。その結果、遊技機事業の業績予測値が大きく変動している。
なお同社が11月2日に公表した同期中間期の連結業績は、売上高1,947億円(前年比14.9%増)、営業利益268.1億円(同74.5%増)、経常利益252.5億円(同63.1%増)、純利益177.6億円(同26.8%減)。「パチスロ北斗の拳 新伝説創造」(約4.5万台販売)、「ぱちんこCR北斗の拳7 転生」(約9.5万台販売)のリリース等で増収増益を達成。ただし、中間決算公表時においても、下期は規則改正の影響で、グループ全体の遊技機販売スケジュールを大幅に見直し、通期の販売タイトル数及び販売台数が当初計画を下回る可能性が高いとしていた。