三重県遊協(権田清理事長)は5月23日、津市内のホテルグリーンパーク津にて第56回通常総会を開催。
冒頭、挨拶に立った権田清理事長は、今年はIR推進法案の成立により依存問題など昨年以上に波乱の年になるとしたうえで、「過去を振り返ってみるとこれまでにも遊技業界は幾多の困難を乗り越え、現在の大衆娯楽の地位を確立した。組織の総力を挙げて危機に立ち向かい、逆風の中にあってこそ、全ての組合員が一致団結し、業界の健全化育成のために知恵を出し合っていくことが何よりも大切」と述べ、組合運営に対する理解と協力を呼び掛けた。
総会は、組合員総数52名中、委任状出席を含め44名の出席により成立。議案審議では、平成28年度の事業報告及び収支決算承認など6議案が上程され、全て原案通り可決承認した。任期満了に伴う役員改選では、指名推薦で後任役員を選出。権田理事長が再選を果たした。
来賓祝辞では、三重県警察本部生活安全部の瀬古充也首席参事官が登壇。伊勢志摩サミット期間中における警察行政への協力に対し感謝の言葉を述べたほか、パチンコ営業についてはリカバリーサポート・ネットワークの周知、18歳未満の立ち入り禁止の徹底といったのめり込み対策の推進、広告宣伝の健全化の徹底、店内における犯罪抑止対策を求めた。