ダイバーシティ店舗で成功事例/マルハン

ダイバーシティ推進活動の一つである「女性活躍推進」に積極的に取り組んでいる㈱マルハン(韓裕代表取締役)は5月11日、女性社員比率を40%に高めた「ダイバーシティ店舗」の運営を開始したと発表。昨年9月に同社初のダイバーシティ店舗となった「マルハン茨島店」(秋田県秋田市)では、アルバイトを希望する女性が前年度比1.6倍になるなど、人材確保へ繋がる多くの成果が出ている。

これまで同社では女性社員が少ない店舗も多く、男性を中心とした店舗運営が行われる傾向だったが、これまでになかった提供価値の創造を目指し、意図的な人事異動により女性役職者(店長またはマネージャー)が2名以上、女性社員比率が40%以上の「ダイバーシティ店舗」を展開。また、ダイバーシティ店舗では、営業施策の提案や人材マネジメントを女性中心で行う事により、女性社員の主体的な行動を促し、新たな女性役職者が生まれるというサイクルを作る事も目的としている。

「マルハン茨島店」では、アルバイトへの女性応募者数が1.6倍になるほか、離職者数の減少、2名の女性役職者の誕生、職場満足度の向上など、人材確保に繋がる多くの成果が出たといい、これに引き続き、今年1月には袖師店(静岡県)、4月には昭島店(東京都)・寒河江店(山形県)が、ダイバーシティ店舗へと生まれ変わり、今後は関東圏・関西圏の店舗もダイバーシティ店舗の展開を予定している。

同社は2020年に女性役職者比率を5%とする目標を掲げており、引き続き女性活躍推進に取り組むとともに、今後は女性に限らず、活躍したいと願う全ての従業員がスムーズに働ける環境、仕組み、きっかけを生み出す事で、来店客へ新たな価値を届ける活動を積極的に推進していくとしている。

 

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