東国原氏が特別講演

東京都遊協(阿部恭久理事長)は10月19日、都内中野区の中野サンプラザホールで平成28年度遊技場経営者研修会を開催。元宮崎県知事でタレントの東国原英夫氏を講師に招き特別講演「ピンチをチャンスに!」を催した。

お笑い界での長年に渡る活躍後、宮崎県知事を皮切りに政治の世界へ進出し、“改革派の知事”として高い評価を受けた東国原氏。講演では、主に自身のお笑い芸人人生と政治家人生を語った。

同氏はお笑い界や政治の世界に入った理由について「両方とも人を幸せにする仕事だから。また小さい頃、大人になったらフランス人になりたかった。小学校の先生に相談したところ、“頑張ればなれる”と教えられた。この“頑張ればなれる”というのが私のモットーになった」と語る。

その後、このモットーを元に、お笑い芸人の師匠・ビートたけし氏に弟子入りするキッカケや、芸能界を休業に追い込まれたスキャンダルの真相、さらには政界入りしてからの数々の苦労などを、仰天エピソードを交えて話した。

また同氏はパチンコとの関わりについて「小学校に上がる前、親父にしょっちゅうパチンコ屋に連れていかれた。今でも私の中でパチンコ屋の景品と言えば、森永のキャラメルと塩昆布。美味しいんですよね」「私の初体験は大学生の時で、相手はパチンコ屋の従業員をしていた40代の女性。パチンコを打っていたらやたら玉をくれるんで、私の玉をあげた(笑)」などと話し、会場を沸かせた。

講演の最後で同氏は「IR法も審議入りし、今国会で成立する可能性もある。今後ますます皆さんの環境は厳しくなるかもしれない。しかし皆さんの商売はお客さんを笑顔にさせること。娯楽の重要性は東北の復興時の様子を見ても分かる。今後も頑張って頂きたい」とエールを贈った。

当日はこのほか、警視庁生活安全部保安課風俗営業係の新井一実係長が行政講話を行った。同氏は広告宣伝の健全化等を要請するとともに「違法営業には厳しく対処する」と方針を述べた。

東国原英夫氏

東国原英夫氏

 

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