全国遊技業青年部交流会が10月13日、京都市中京区のANAクラウンプラザ京都にて開催され、24都府県の青年部会員ら111名が参加した。
この交流会は、全国の青年部会が親睦を深めると共に情報発信、情報共有をしていこうという趣旨で、東京都、大阪府、広島県、熊本県、京都府、兵庫県、福岡県の青年部会が発起人となり平成22年にスタート。第1回の兵庫県、第2回の東京都、第3回の愛知県、第4回の熊本県、第5回の大阪府、第6回の広島県、第7回の岩手県に続き、今回で8回目の開催となった。
基調講演では、徳島文理大学総合政策学部で講師を務める鍛冶博之氏が「業界健全化への日常的挑戦」をテーマに講演。鍛冶氏は、収益性の低下や遊技人口減少の背景にはぱちんこが持つ社会性の低下が一つの要因となっているとして、「健全化」をキーワードにぱちんこに対する社会的なマイナスイメージを改善するための、様々な取り組みをレクチャーした。また講演後には、鍛冶氏に加え、POKKA吉田氏、徳田幸修氏(㈱STI代表)、中川系太郎氏(㈱トリスト代表取締役)がパネラーとなり、パネルディスカッションを行った。パネラーは「パチンコの社会的必要性」「パチンコの未経験者の取り込み」「今後の営業スタイル」をテーマにそれぞれの立場からの意見を出し合った。
パネルディスカッションの後、参加者は12のグループに分かれてグループディスカッションを行い、10年後のパチンコ業界のために自分たちに何ができるのかについて意見を出し合った。意見の中には「機械代が高いと言っても仕方がない。買わない勇気を持つことが大切」「社会に対し業界として、マスコミを使ったイメージ戦略が出来ていない。10年かけてしっかりと社会に対して接点を持っていく」「遊技環境を良くするための法改正であれば業界を挙げて陳情する」など、幅広い意見が聞かれた。
懇親会の中締めでは、次回交流会の幹事は茨城県遊協青年部会が選ばれたことが報告され、李晃明青年部会長が「魅力ランキング7年連続47位という茨城県だが、おいしい食事を用意してお待ちしているので、是非、ご参加ください」と挨拶した。