大阪府遊技業協同組合(平川容志理事長)は6月10日、大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪において、平成26年度(第55期)総代会をはじめ同連合会、同防犯協力会及び善意の箱事業会の通常総会を開催した。
通常総会では、組合員総数115名中、委任状を含めて出席92名で総会が成立する旨が報告されたあと、平成26年度(第55期)事業報告、収支決算報告、監査報告、平成27年度(第56期)事業計画、収支予算が上程され、いずれも満場一致で全議案を原案通り承認可決。役員改選では、指名推薦方式で理事71名、監事3名を選任。第1回理事会が開かれ、平川容志理事長はじめ執行部全員が留任した。
平川理事長は就任の挨拶で「お受けした以上は全身全霊をかたむけてあらゆる課題に取り組んでいきたい。執行部役員一同が組合の設立趣旨である相互扶助と総親和の精神に基づき真に健全な大衆娯楽として発展させるべくより一層の努力を重ねることをお誓いする」と難局の船出に決意を新たにした。
来賓挨拶では大阪府警察本部生活安全部の杉内由美子部長が府下の犯罪情勢に触れ、防犯カメラによる137件の活用実績があり心強く思うとしたほか、業界ののめり込み問題について「射幸性抑制に向けた広告宣伝規制や駐車場での児童等車内放置事案の活動防止などのめり込みの要因とされる事故の絶無を図るために業界全体で最大限の知恵と工夫を働かせて効果的で効率的な対策を見出すとともに、すべてのパチンコ店が共通認識のもとで真摯に対応してほしい」と述べ、平川理事長の力強いリーダーシップのもと業界の健全化が推進されることを願った。
これに対し平川理事長は「特にのめり込み問題は業界の最重要課題と捉え、ご期待に沿えるよう努力していく」と述べ、秋の地域安全活動において、ひったくり撲滅キャンペーンを実施して府下の全警察署にひったくり防止カバーを配布する事を報告した。
引き続いて行われた平成26年度善意の箱事業功労者に対する大阪府知事・大阪市長の感謝状及び大遊協理事長の表彰状授与式では、大阪府知事から50ホール、大阪市長から34ホールが感謝状を受領。また、善意の箱事業優秀支部(10支部)、防犯・地域活動優良ホール(5ホール)、防犯・地域活動優良支部(10支部)にそれぞれ表彰状が贈られた。