ファン人口の回復への取り組みを強化――群馬県遊協

群馬県遊協(趙栄日理事長)は5月18日、群馬県前橋市の前橋商工会議所で第50回通常総会を開催した。

総会は組合員143名中、134名が出席(委任状出席含む)。全4号議案全てを原案通り可決した。

趙栄日理事長は「日本の経済状況は緩やかな成長過程と言われているが、ホールの売上は大幅に減少しており、遊技ファンの減少、廃業ホールの増加、のめり込み問題への対策等、問題が山積みなのが現状。ホール経営に携わる者として、これらの問題に対し、その対応を真剣に考えねばならない。パチンコが大衆娯楽として国民に愛されるために必要なのは、過度な射幸性の抑制。今も特定の日に大当り確率が高まるというような表現が見られる。私どもは、法律という最低限のルール以外に、社会一般のルールを守り、安心して遊んでもらえる娯楽の提供が、国民、県民の皆様から信頼を得る一番の近道である」と挨拶。組合員一丸となって健全営業に努めていくよう呼びかけた。

来賓には、群馬県警察本部組織犯罪対策第一課の田中圭一郎課長、群馬県防犯協会の関谷渡志雄専務理事、全関東遊連の伊坂重憲会長らが臨席。伊坂会長は「ホール経営は私たちの営業努力に関わらず、大変厳しい時代を迎えている。お客様に楽しく遊んでいただくために、遊技業に関わるすべてのものが一体となって問題に取り組まなければ生き残っていくことは難しい。群馬県遊協は幅広い社会貢献活動に取り組んでいる。これは私たち業界に対して県民の皆様の理解と支持の一つに必ず繋がるものである」と述べ、同県遊協の取り組みに敬意を表した。

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