「女性活躍の集大成」をメインテーマにセミナーを開催――日遊協

日遊協(庄司孝輝会長)は7月18日、都内中央区の本部会議室にて「第11回人材育成フォーラム」を開催。会員企業18社から人事担当者27名の参加があった。

今回のフォーラムのメインテーマは「女性活躍の集大成」。これまで扱ってきた「採用編」「職場環境編」「女性リーダー育成編」を振り返るとともに、業界で女子会を開催するなど多くの女性の声に耳を傾けてきたゲンダイエージェンシー㈱の佐藤聖子氏(広報調査委員会副委員長)が「ホール業界で働く女性の魅力や本音を解説」と題したセミナーを開いた。

佐藤氏はまず、生活関連サービス業・娯楽業における従業員数の推移について「過去12年間、240万人前後で安定的に推移し、男女比4:6という比率も大きな変動は見られない」と前置きした上で、「パチンコホールの従業員数は、3年前から6.5%減少した店舗数の減少率を大幅に上回る11.3%。新規大型店舗の増加によるホール機器の省力化が影響しているのではないか。ただし、女性比率は0.6%上昇している」と、240万人の1割を占めるというパチンコホールの従業員数推移について解説。また、日遊協広報誌「女性社員訪問」コーナーの取材を通して見えた女性従業員の思考や行動の特徴を下に、女性を活用していきたいというトップメッセージの発信や、ほめる文化、期待して任せるといった企業側の体制づくりのヒントをレクチャーした。

この他、業界で働く女性社員による「ホール業界で働く女性のリアルトーク」も開催され、デライト・コミュニケーションズ㈱の守屋擁さんが、現在自分が置かれている環境について赤裸々なプライベートトークを交えながら、女性が活躍する環境づくりについて持論を展開した。

 

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