【コラム】ブラジリアンがやたら多い地域で苦労した話(完結編)。/CRAナカムラ

●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若341
はい皆様ご機嫌麗しゅうっ!今週も張り切って先週の続き!前置きを入れてるヒマはないので、オールカットで本編へGoGo♪

やたらブラジリアンが多い地域にて、彼らは基本的にボタン連打演出等で本当に連打が当落を左右すると信じてるので、そりゃーもう本気で目を血走らせて連打をかますワケです。当時の筐体はボタンがすぐにぶっ壊れたりしてたので、そういうボタン不具合台では余計に力が入るのか…とうとう上皿ごともぎ取る猛者が現れてしまった。

そこでちょうど良い機会ってことで「緊急パチンコ講座in応接室」を開催し、最初は壊した張本人のボブサップ(仮名)と通訳のガブリエルのみだったが、あまりにもボブサップと話が通じないので、ホールに居たブラジリアン団体11人+ナカムラが狭い応接室でぎゅうぎゅう詰めになって、再び講義開始。

( ゚Д゚)「数字が動き始めた時にはもう当たりかハズレは決まってる!」

( ゚Д゚)「ボタンはあくまで演出のためだけ!」

( ゚Д゚)「当たりの時はボタン押さなくても当たる!」

これをガブリエルが身振りを交えて全員に通訳するが、ここが一番心配だったりする。

それまでの自分たちの常識を真っ向から覆す話に、戸惑うブラジリアン達ではあったが…

(ブ・ω・)「俺もおかしいと思ってた!(訳:ガブリエル)」

のような賛同も得られる展開になってくる。

こちらとしては、結局言いたいのは「だからボタンは優しく扱って」って事。シマごと大地震にしたり上皿をもぎ取ったりしないでくれたら、それでいいのだ。

今回の上皿もぎ取り事件に関しては、パチンコに熱くなって悪意なしの破壊って事でお咎め無しにしようじゃないか。金具まで破壊されてたら、修理にけっこう手間かかるんだけどね。

一通りこちらからの説明が終わった後も、通訳ガブリエルを通してパチンコ関連の質疑応答を繰り返し、最終的にはめっちゃ仲良くなって彼らのコミュニティ内のハンバーガーショップや飲み屋に

(ブ・ω・)「今度一緒に行こう!案内するぜ!」

みたいな展開になり、後日実際にお邪魔させてもらった事もあったが…それはまた別の話。

さて、今回の一件でボタン連打名人としての自分の存在意義を失ったボブサップがそれ以来元気がなくなり、しばらくするとスロットの方に行くようになる。

パチンコでボタン連打成功して当たったら超ドヤ顔で仲間とハイタッチしていたのに、単独行動でジャグラーを打つ姿をよく見かけるようになり…他のブラジリアン達から

(ブ・ω・)「彼、光らなくても7を揃えられる!」

との噂が回ってくる。連打名人から7揃え名人にジョブチェンジしたらい。何かゴトでもやってるのかwwと打ってる姿を確認すると、何のことはない…毎ゲーム力を込めてレバーオンした後、全ゲームボタンがめり込む勢いで7を狙っているだけ。つまり成立ゲームでペカる前に揃えてるだけ。

( ゚Д゚)そういうことねww

また台を壊しそうな勢いではあるが、まわりに迷惑がかかるほどではないので放置しましょうそうしましょう。

この「特技」でボブサップも元気を取り戻し、やたらブラジリアン達に気に入られたナカムラは、その後も仲良くするのだが…ただ近隣のホールで遭遇した時にボクを巻き込んで大騒ぎするのは勘弁して欲しかったww

~おしまい~

■プロフィール
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。

-コラム
-,