●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若324
はい皆様ご機嫌麗しゅうっ!もう2月も半ばですが、なんか今年は全然雪が降らない東北から、今回も熱きぱちんこ愛をお届け致します。
前回は切り込み過ぎた抱き合わせ販売問題がボツったため、急遽「ナカムラ的思い入れNo.1機種」のお話になり…掲載が1日遅れた上に結局収まらずに次回に続くという、超絶グダグダ展開にお付き合い頂き、恐悦至極でこざいます。…というワケで、今までのパチンコ人生で一番思い入れのある機種「ホースケ君」の、あーだこーだな話の続きにいきましょうそうしましょう。
まずホースケ君の基本スペックの説明からすると、盤面左下のオトシに玉を入れる→盤面中央のホースケ君(ふくろう)の頭部分の電チューが1回開放(ホゥホーゥ♪)→電チューに拾われた玉はホースケ君のお腹部分の回転体に→回転体の赤部分(1/5)に入るとデジタル回転(確率約1/8)→見事【V】停止で大当たり!となる。と、ここまで書いて正式名称が「ホー助くん」だと判明しましたが、ドンマイ。
で、デジタルに【V】が出たら1Rと16Rの振り分け(1:4)を経て、大当たり終了後は電チューが10回開くまで開放時間が5.5秒or5個入賞までとなり、その間にまた当たれば連チャンとなる。基本的にチャンスタイム終了後に1回交換で設置されていたのだが、中にはチャンスタイム前に交換させる極悪店もあったおもひで。
コイツはけっこう小技が効いて、チャンスタイム中に最初の1〜2玉が回転体の赤に入りそうになったら即止めて、回転体の赤が時計の10時の位置あたりで再度打ち出すと、1回の開放でデジタルが2回回せるという破壊力抜群の秘技があった。個人的最高記録は10開放で14回転。
そんな技術介入要素とは別に、電チューに拾われた玉が回転体に向うタイミングで台をドツく事で、上手いヤツならほぼ100発100中で赤い部分に入賞させるゴトがあった。ほんとこれが厄介で、止め打ちによるダブル回転狙いは打ち手の真っ当な技術、ドツキは不正行為(ゴト)という線引きを明確に打ち出して貼り出してる店もあれば、止め打ちもドツキも一緒クタにして一発出禁の店、あとは止め打ちでもドツキでも見て見ぬふりの店…色々あったが、基本的に止め打ちOK・ドツキOUTの店が多かった。
打ち手としては絶対にドツキゴトはせず、止め打ちで技術介入していたのだが、一発出禁になった事もある。そういう事情がある機種なので、当時はホールのバイトリーダーという立ち位置ながら、なぜか電源オフからの出玉没収&出禁にする権限を与えられていたナカムラ少年。ドツキをする側もスタッフの前ではやらないので、当時はホールの天井が鏡張りだったのを利用して、
( ゚Д゚)コイツあやしぃ
と思ったら、コースを離れて別のコースから天井を見上げて監視する感じ。同じくバイトながら認められていたマッチャンと2人で監視して、ドツキ現認でナカムラが声かけに行き…そういうヤカラは大概ドツキを認めないので、天井の鏡を指差す。そこには満面の笑顔で飛び上がりながら手を振っているマッチャン。あの憎々しい笑顔は天下一品だった。そのまま台を開けて電源オフ(当時は電源バックアップなんて無いので、電源オフ=初期化)出玉は当然没収、その時の態度によって出禁宣告追加というルーティーン。
もはやドツキ討伐を楽しんでいたが、そうなるとやはり当時の客層ではモメにモメる。
(ド・з・)「オマエ表出ろや!」
なんて日常茶飯事で、閉店後に表で待ち構えられるなんて事もしばしば。
そうなると、
(社´ω`)「やっとワシらの出番かぃ」
とばかりに、般若のような顔の「ムショの飯はそんなにマズくないぞ?」が口癖の社員、夜に出歩くと職質率100%の班長、リーゼントで後ろ髪が長い主任…時には指の数が大幅に足りない社長など、オールスターチームで迎撃タイム。これで全て片付く。こうイベントがあった日は、超高確率で「お疲れ様会」という名の謎会合が開催されて、スナックに連れて行かれるのは苦痛だった。でも「ナカムラとマッチャンはおちょくり過ぎやww」とは言われるが、決して怒られはしなかったな。まさに「毒を以て毒を制す」である。
ホー助くんにまつわる話はまだまだ尽きないが、とりあえず今回はこれくらいにしとこうか。
たぶん来週には続かない。
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。