私は今回直接見ていないが池袋では大都のSAOと京楽のSAOをテレコに導入している店がある。これは店も含めてコンテンツ愛を感じるものだろう。また、秋葉原に有名な強い店が数店舗あるわけだが、これらの店は内装デザインや店内BGM、販促POP系に至るまで店それぞれのセンスでコンテンツ愛を示している。というか、秋葉原という「コンテンツ愛の街」の店であり、初週にSAOのサイネージに引かれて白人数名が入っていったところを目撃したこともある。
ぱちんこの今後が、本誌発行後も、そして来年も、低迷改め反転攻勢の回復・成長トレンドとなっていることを本当に願っている。また、パチスロの好調さも維持し、市場設置台数や店舗数の減少を食い止めて欲しいとも思っている。私は店舗数はさほどどうでもいいという考え方であったが、ここまで減ると話は違う。今は地方に仕事で行ったときによくわかる。空港から中心部に向かうバスやタクシーの窓から目的地到着までにホールを一店舗も見かけないことも珍しくない。新幹線の駅の場合、駅周辺に一店舗もないところも珍しくないのだ。ぱちんこが庶民の娯楽の由縁は「どこにでもある」ことだと思っている。さすがにこれ以上店舗数が減るのは忍びない。なので、スマート遊技機専門店によってコンビニ的な出店が増え、ビジネスモデルとしても成立するような状況になることは業界全体にとっても好ましいことだと考えている。
そんなことを思いながら本稿を書いた。SAOがこのまま良い営業データを続けてロングランして、ぱちんこ市場が活性化しますように。
■プロフィール
POKKA吉田
本名/岡崎徹
大阪出身。
業界紙に5年在籍後、上京してスロバラ運営など。
2004年3月フリーへ。
各誌連載、講演、TV出演など。
お問い合わせ等は公式HP「POKKA吉田のピー・ドット・ジェイピー(www.y-pokka.jp)」か本誌編集部まで。