【コラム】久しぶりの実話ゴト師襲来。／CRAナカムラ

●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若296
はい皆様ご機嫌麗しゅうっ！全国的にクソ暑い夏真っ盛りで、あんだけ冬が厳しい東北も普通に37度とかもうね…冬が関東に比べて10度以上低いんだから、夏も27度くらいで勘弁してくれよ！と思うのは間違ってるのでしょうか？

さてさて、前回は感動モノでけっこう反響を頂きまして、調子に乗って二匹目のドジョウ…はやめておいて、みんな大好きゴト師のお話をさせてもらいましょうそうしましょう。たぶん1回では終わらないと思われる。

あれはCRスーパー海物語in沖縄2が全盛期を過ぎた頃で、ナカムラは数店舗を統括する立場。正体不明の電波ゴトによって色んな機種で被害報告が上がり、各ホールは電波探知機を全台の基板に貼り付けてたり、様々な自衛をしていたのだが…もし何かやられたら原因追及しやすくなるって事で、台からの情報配線で「普段は使わないヤツ」を、ナンバーランプに上げずに直接ホールコンへ出力していた。

台からナンバーランプを経由してホールコンにデータを上げるのに、昔はどこもだいたい…

①賞球
②図柄確定(スタート)
③大当たり
④確変(時短含む)

の4つを繋いでいればOKで、打ち込んだ総数を数える「アウト」は、台とは別のシマ側計数装置から取るのは今もそんなに変わっていないはず。

そこから、CR牙狼月虹ノ旅人やCRガンダムユニコーンのような大当たりと確変の消化が早い機種において、大当たり終了後にも払い出しが続くのに対応するため、予定賞球(アタッカーに入った瞬間に仮の賞球信号が上がる)という方式が出てきたり、細かいスタンダードの違いはあるものの、概ねそんな感じ。

それに加えて「スタート入賞」という信号があるんだが、これは普通の「図柄確定(スタート)」が、スタートに入賞して図柄変動が始まり、当たりでもハズレでも図柄が止まった瞬間に1上がるのに対して、保留満タンでも何でもスタートに入賞した瞬間1上がるのだ。要は釘をホニャララした後の試し打ち時に使うと、打ちっ放しでもちゃんと正確に保留3止めとかで打った場合のスタート値が測れるという仕組み。これを念のために全台繋いでいた。

ある日、事務所で原稿書いたり次の入れ替えのシマ図を書いたりしていたら、インカムで「要注意人物来店」の報告が入る。

フラッと現れては、たまに1円パチンコをチョロっと打ち…毎回女性用トイレ備え付けのアメニティ用品と、予備も含めたトイレットペーパーを根こそぎ持って帰る疑惑のバba…じゃなくて御婦人が現れたとの事。事務所からカメラで追っていると、そのままダイレクトでトイレにGo!! トイレチェックは10分ほど前に完了しており、備品の補充も満タン確定。沖海2のシマの先に女性用トイレがある都合上、周辺のカメラを全て沖海2のシマに向ける。

しばらくして出てきた御婦人は、トイレに入る時には持ってなかった手提げ袋に、何やら荷物がパンパン。さらに、

( ﾟДﾟ)リュックからトイレットペーパーがハミ出とるがなww

インカムで、店から出た瞬間に捕まえる指示を出す。そして事もあろうに、このクソバbaは休憩スペースに移動して、着席するや否や…週刊誌数冊を既にパンパンの手提げ袋にネジ込み、澄ました顔で帰ろうとする。

( ﾟДﾟ)唖然。

ナカムラもホールに降り、御婦人がホールから出る瞬間に立ち会う。駐車場に出たのを確認して店長が声をかけると…

(婦•ө•)「ぎゃー殺されるぅー！犯されるぅー！たすけてぇー！」

尋常でない抵抗を始める御婦人。あぁぁぁブン殴りたい！

つづく