3. 楽しそうなお店の条件とは?
「あのパチンコ店は勝てそう」という期待感の高い優良店は全国に多数ありますが、あのお店は「楽しそう」というお店は少ないです。背景に個々人でも価値観が異なりますし、それほどお気に入りのお店がたくさんあるとは考えづらい面があるからです。
現在「大型店・巨艦店」「新台導入の多さ」や「希少価値のある未経験機種の設置」等、ハード面で他店と差別化されているお店はあります。しかし、定性的ですが自分の部屋のような「居心地の良さ」であったり、いつ訪店しても新しい発見があるような「変化の早いお店」であったりと、ソフト面での心証アップ策を打っているお店は非常に少ないです。ややもすると、ハード面にばかり投資する傾向なのに、ソフト面の「力の入れ方」は非常に薄いと感じます。このソフトの強さは圧倒的な差別化要因ですので、改めて、企業は「人に対する投資」も再考してもらいたいところです。
4. パチンコ店は5000店舗に?
現在パチンコ店は7000店舗を切る市場規模ですが、今後数年、特定法人の寡占化・大型化が進み、最終的には5000店舗を切る程度になるのでは?という悲観的予測もあります。背景に景況感の悪化・超高齢化社会等の深刻な社会問題もありますが、一番はお客様を増やすための「打ち手」が、現段階で少ないという事です。
法律的な壁はもちろん、射幸の高さだけでユーザーを増やすというのも限界がありますので、今後、どうやって他店との「差別化」を図るのか?まさに、今、お店の真価が問われています。
■プロフィール
チャーリー・ロドリゲス・湯谷
自称パチンコ・パチスロ伝道師。この立ち位置を20年近く続けているロートル業界ウォッチャー。特技はスプーン投げ。今ではスプーンも曲げられない程、筋力低下。「意見待つ!」と言い続けて、20年。他人の意見に未だ弱く、老化は続くか、パチンコやパチスロに賭ける情熱は衰えず!