ホールの経営環境を考えると、近年、抱き合わせなど、不公正販売は明らかに増えている。また、昨年から電気代が急騰し経費を圧迫している。さらには成功してるとはいえ、スマート遊技機導入には各種設備投資が必要だ。仮にスマート遊技機をすぐに導入しないとしても来年は新紙幣への改札がある。古い設備の店がスマート遊技機を見送ったとして、こちらについては見送りようがないものであり、ユニットが古ければ古いほど改札対応にはコストを要するわけだ。
このように遊技機市場の状況が改善したとて負担増もあって、行って来い的な評価も聞こえてくる。が、いずれにせよ、まだまだ装置産業であるぱちんこ業界だから、遊技機に将来性、未来を期待できる環境であることが最も望ましいのは間違いないだろう。
その意味では4月攻勢が始まったばかり。ゴールデンウィーク明けに5類移行でコロナ禍が終わればそこからが本当の勝負となるだろう。
4月5日にはスマートプレゴ池袋がオープン。店舗を実際に見に行ったが、最終的に200台近いフロアになる予定とのことであり、増台予定のベニヤ島が控えていて、池袋駅前のスマート遊技機台数がかなり増えることになる。スマスロもスマパチも今後、注目タイトルはいくつも登場するのだから、スマートガーデン、スマートプレゴに続く専門店(プレゴは専門フロアのようなイメージだが)も登場していくことになるだろう。
スマスロは北斗の登場でステージが一つ上がった気がする。スマパチは仕置人でステージを始めて欲しいと願っている。
■プロフィール
POKKA吉田
本名/岡崎徹
大阪出身。
業界紙に5年在籍後、上京してスロバラ運営など。
2004年3月フリーへ。
各誌連載、講演、TV出演など。
お問い合わせ等は公式HP「POKKA吉田のピー・ドット・ジェイピー(www.y-pokka.jp)」か本誌編集部まで。