その仕置人だが、京楽が直営店でのテストロケーションを4月11日に開始。栄では58000個以上のアウトとなっており、スマパチ最注目機の面目を保ったまま全国に導入されることになりそうだ。スマート遊技機はPS問わず、事前に導入前に実機を見ないように努めている。理由は単純で「ホールで遊技して初めて触りたい」と思っているからだ。だが、仕置人はその例外。2月の途中から急激に注目機になったことは多くのホール関係者から聴いていたが、その多くが「実機を見てから急激に高評価」となっていることから、注目された理由を知りたくて、スマート遊技機をホール以外であらかじめ見せてもらっている。
本誌が出てる頃にはスマパチ、スマスロ、それぞれについて、いろんな結論が出てるとは思う。ただ、初週絶好調の北斗があり、テストロケーションでは高稼働の仕置人があり、メダルパチスロでも注目機のハーデスがあり、と4月は新機種注目機が揃っている。ここにP機で成功機種が登場すれば、ぱちんこもパチスロ機も、スマート遊技機も既存機も、ゴールデンウィーク商戦を経て収益構造がかなり改善することも期待できる。
基本的にはパチスロについて、不安視する業界関係者は減っている印象だ。6.5号機の台頭とスマスロの登場と、そして4月3日の初週の北斗の飛び抜けた稼働状況とを合わせて、これにスマスロは何機種も続く予定だしハーデスもあるとなれば、パチスロ市場は回復・成長過程にあると考える方が自然だろう。カバネリはもちろん、沖ドキGOLDもあった。スマスロもメダルのパチスロも将来展望が描けるようになっている。
問題はぱちんこの方であり、やはりP機。Re:ゼロを超える機種が1年以上登場していないのが難点となっていると思う。319系新機種の中では大海5が高評価となるが、咆哮、Re:ゼロに続く機種、というイメージではない。
この辺はやはりスマパチが牽引する形でP機も含めたぱちんこ市場全体を良化させてほしいところだ。スマパチも続々と新機種タイトルが判明しているが、現在最注目機となっている仕置人が全国に導入されたときにどのような稼働を見せてくれるか、そこにかかっているような気もしている。