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【コラム】変容するパチンコ店。娯楽場からギャンブル場へ?(WEB版)/チャーリー・ロドリゲス・湯谷

投稿日:2023年4月5日 更新日:

3. 気軽に、安く遊べる娯楽ではなくなったパチンコ・スロット
この時代、娯楽の定義が大変難しいところですが、社会や景況感に関わらず「ビジネス最優先」で考えれば「射幸追及」も当然の流れです。しかし、お客様がいなくなれば商売は成立しませんから、バランスが必要になりますし、投資を繰り返す事も必要なわけです。少なくても、現在のパチンコ・スロットはユーザーニーズより「ビジネス最優先」の為、そのギャップを「巨額投資で埋める」という戦略です。なので「資本力の大きさ」がそのまま集客格差につながっていて、有効な打ち手がなく、ただただ縮小していくという流れ。

本来は、この点を正しく認識した上で、コンセプトの変更・ターゲットの変更が必要なのですが、何も動かない・動けないホールが圧倒的に多く、どんどんユーザーニーズから離れ、対応できなくなっています。まず、現状分析から始めて、問題の所在を明らかにした上で、早急に対策を打つ必要があると考えます。

4. ギャンブル場を目指すのか?それとも娯楽場を目指すのか?
今、パチンコ店は社会から『ギャンブル場を目指すのか?』『娯楽場を目指すのか?』が問われています。もちろん、この点について正解はありませんが、業況悪化を機械や景気低迷に原因を転化しても意味がありません。なぜなら「次のアクション・改善」に繋がらないからです。

結局、理念・戦略もないまま「場当たり的な対応」を繰り返しても、問題解決には至らない、という事であり、キチンと議論すべき点は議論し、議論から逃げることなく答えを出して、実行して欲しいと思います。

■プロフィール
チャーリー・ロドリゲス・湯谷
自称パチンコ・パチスロ伝道師。この立ち位置を20年近く続けているロートル業界ウォッチャー。特技はスプーン投げ。今ではスプーンも曲げられない程、筋力低下。「意見待つ!」と言い続けて、20年。他人の意見に未だ弱く、老化は続くか、パチンコやパチスロに賭ける情熱は衰えず!

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