パチンコ、パチスロ業界ニュース

『遊技日本』

【コラム】常連同士のグダグダなおもひで。/CRAナカムラ

投稿日:

●CRAナカムラのぱちんこ泰然自若227
はい皆様!全く暖かくなる気配すらない東北から、今週もパチンコオヤジのグダグダ話をお送り致しまっす!

ココ最近はそこそこパチンコ打つ時間にも恵まれて、家から車で5分のカオス古川店で貯玉作って頑張っております。1つの店に通い詰めていると、常連同士で顔を覚えたり話しかけられたりってのは今も昔もよくある話で、この前打ってる最中に背後から突然マダムに肩を叩かれて「アナタいつもよく出してるねー!」なーんて言われまして、そこからチョイチョイと話するようになったんですけど、仕事は明かしてないので…まさか老舗業界誌で連載コラム書いてるオッサンだとは思われてない模様。

そのマダムの普段の立ち回りは、とにかく忙しい!あっちこっちへ勘とフィーリングだけを頼りに1000円2000円で飛び回って、まさに一番負ける打ち方を実践して「ダメだわー(涙)」と嘆いていらっしゃるので…そろそろちょっと釘なり遊タイムなりを教育してあげようかという今日この頃でございます。

さてさて、前置きが長くなりましたが今週はそんなパチンコ屋での「常連同士のグダグダ」なおもひでをお送りしますYoっと。

今から20年近く前に関西で店長してた頃、それなりの繁盛店になっていたので常連さんも数多くいて、毎日活気あふれるホールの中で当時の主役はなんてったってスロットの初代北斗の拳と初代吉宗!この2機種はイベントの無い日でも、朝イチで7〜8割埋まるのは当たり前。そんな北斗と吉宗をこよなく愛するカップルがほぼ毎日来てくれてたんだが、最初は親子(父娘)かと思ってたくらい歳が離れてらっしゃる。見た目だけで言うと、50歳過ぎのオッサン(たかじん似)と20代前半のヤンキー娘で、乗ってくる車がハリアーだったのでスタッフ間で「ハリアーの親子」と呼ばれていた。ところがホールで本人達と立ち話をしている時に、実は親子でもなんでもなく…彼氏彼女だという事実を聞かされ驚愕っ!まぁ、驚いたのは驚いたけど特に自分と店には関係ないので、適当にヨイショして過ごしたのを覚えている。

このカップル、基本的にたかじんが全部金を出す。吉宗を並んで打ってる時なんか、凄いスピードでたかじんの財布から諭吉が消えていくのだが、二人とも行儀は良くて台パンとかも一切無かった。二人並んでナンバーランプのゲーム数が天井(1921)に到達しても、たかじんは「14万www」と笑っているような人。どんな収入を持つ人なのか知る由もないが、たぶんマンションでも持ってるのかなーなんて思ってました。

そして時を同じくして、もう一組のカップル(後に夫婦と分かる)が吉宗にいたんだが、そちらはたかじんとは逆で、女性の方がけっこう歳上っぽい。川島なお美(当時)に似た40代中盤のキレイなお上品マダムと、20代後半くらいのヤンキーホスト風金髪男性、今で言うエグザイル的な見た目。こちらもほぼほぼ皆勤賞で来てくれていた。

お互い毎日顔を合わすもんだから、次第に話したりするようになり、開店〜閉店まで打ち切った後は海物語のシマの主が近所で経営する居酒屋へなだれ込んだりして、なんか妙〜っな一体感を醸し出していたのである。

…そんなある日、珍しくたかじんが1人で来店し、

(た・_・)「彼女…来てない?」

との事。

( ゚Д゚)「来てないけどどうしたの?ケンカでもしたの?」

と問いかけるも、無言で去るたかじん。

【悲報!たかじんフラれた!?】という噂がホールを駆け巡り、常連達もザワザワし始める。そこから2〜3日はたかじんもヤンキー彼女も見なかったんだが、今度は川島なお美が1人で来ている事に気付いた。

別に体調とか仕事の都合とか、そんなところだろうと気にしていなかったが……実はこれが後々、濃厚に交差してくるのだった……

つづく。

■プロフィール
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。

-コラム
-,

Copyright© 『遊技日本』 , 2024 All Rights Reserved.