こんにちは。株式会社トライエッジの阿部です。
各地で緊急事態宣言が解除になりつつあり、このまま日常が戻ることを信じて知識を蓄えていきましょう。
自粛や撤去期間の延長などもあり、機械代を圧縮する店舗も多くなるかと思います。入れ替えによる集客に頼ることができにくくなるなら、オンライン広告による集客というのもひとつ検討材料に加えてみてください。
それでは今回は運用広告をより詳しく説明します。
前回までのおさらい「運用型広告」の特徴
・広告を出稿しながら入札金額やクリエイティブを変更しつつ運用していく広告
・予算の上限なども設定することができるためコストパフォーマンスに優れている
・広告の費用対効果を正確に測定することが可能
・配信先において年齢・性別・配信エリア・配信デバイスなど様々な絞り込みが可能なので情報を届けたい人に配信することが可能
・出したいときに出稿でき、止めたいときに配信をストップできるものも多いので今回の新型コロナウイルスによる広告自粛時にストップすることができ、尚且ストップしている間の費用はかからない
「運用型広告」はどんなところに表示される広告?パチンコ業界との親和性は?
運用広告はPCやスマートデバイスでどのようなところに表示されるのか。
代表的な広告を挙げていきたいと思います。
・リスティング広告(検索連動型広告)
Yahoo!やGoogleの検索結果の上部に表示させる広告。検索時に入力したキーワードや閲覧しているサイトの内容に連動した広告を画面に表示する
・ディスプレイネットワーク広告
アドネットワーク(複数の広告媒体を集めてそれらの媒体に広告をまとめて配信すること)上で買付け可能なホームページやブログの枠をネットワーク化して配信される広告
・SNS広告
Twitter広告やFacebook広告など。クリックやインプレッション以外にも拡散されるというSNS固有の特徴を持った広告
・YouTubeなどの動画広告
動画視聴時に配信される広告で近年注目を浴びている広告
・DSP広告
広告主は、ターゲットに向けてリアルタイムで広告枠の入札することが可能(インプレッション課金が主流)
・リターゲティング広告
ユーザーのcookie情報から、この情報をもとに別のサイトを見ている際、1回見た内容の広告を再度表示する配信方法
運用型広告は、店舗誘引などのO2O(オンラインからオフラインへ誘導)ビジネス、通販などのECサイト、アプリなどといったところが適しています。
パチンコホールだけではなく、小売や外食などと言った他業種展開されている法人には是非ご活用してもらいたい広告です。
「運用型広告」のメリットとデメリット
最大のメリットは何と言っても「配信時間」、「配信方法」、「予算の管理」ができ、その結果がリアルタイムで確認できるので広告の文言やクリエイティブを変えながらクリックされやすい広告へと育てていくことが可能です。
配信デバイスや地域、検索のキーワードなど細かな設定ができるので、ターゲットに向けて適した広告にしていくことができます。
また、費用に関しても「表示回数」や「クリック回数」などの課金方法が選べたりするものもあるので予算に応じた広告出稿が可能です。
「これに広告を出したらどのくらい効果があるの?」という質問を受けることがありますが、目標(クリック数やサイト訪問数)に到達させるために必要な予算を出すというものになります。
続いてはデメリットです。
デメリットはあまりありませんが、配信方法やキーワードなど細かく設定できるため、経験や知識、結果の分析などが必要になります。
誰でも広告を出すことができる反面、それを活かすことができないケースがとても多いです。自社運用を行う場合はしっかり分析・運用できる人材の育成が必要になります。
実際、運用を専門でやっている企業も多数存在します。運用する人間はオンライン広告、出稿する業界の知識を持った人材が必要です。
阿部睦 ≪株式会社トライエッジ≫
パチンコ業界歴15年以上。
現在はパチンコ業界だけでなく、世界的なIT企業や製造業、小売などでマーケティング・コンサルタントとして活動中。
機械選定、運用方法、広告の運用などのご相談はa.abe@triedge.co.jpまでお問い合わせください。