コラム:CRAナカムラのぱちんこ泰然自若①
●東北のぱちんこ状況
大阪から東北に本拠地を移し、早くも10カ月に差し掛かろうとする今日この頃。仕事は販社とコンサルの二足の草鞋で忙殺され気味のCRAナカムラです!今年の夏は暑く感じたのも一瞬で「え?これで夏終わり?」と拍子抜けしたのも束の間、すぐに厳しい厳しい冬が再び訪れるのに戦々恐々としております。
さて、今回ピックアップするのはこちら東北のぱちんこ事情でして、ハッキリ言ってまだまだ元気あります!都心部に比べて他の娯楽が少ないのもあるんですけど、ココ十数年のパチンコ衰退の主原因である「統一ゲージ」「等価交換」の浸透が薄いのもあるんじゃないかな。簡単に言うと、都心部はまんべんなく全台キッチリボーダー以下のスタート&BAとTYもカッチリマイナス調整が当たり前なんですが、東北は同機種内でもメリハリの効いた調整が多く…と言うか、お客さんの入ってる中小店は特にその傾向が強くて、大手全国チェーンであっても他地域よりガッチリ統一ゲージではない感じ。
これはね、打ち手として忘れかけてた「探す楽しみ」があるんですよ。入店して、端から端までツラツラーっとガラスの奥を眺めて回るこの感覚、都心部ではもう淘汰されたワクワク感がまだあるんですよね。流行ってる店は1円パチンコでもキッチリとアケシメがありますし、ボクも忘れかけてたパチンコの楽しさを思い出させてくれました。
で、こうなると…都心部では大人数のノリ打ち軍団とかがメインのプロ事情ですが、こちらはピンで動いるプロもまだ元気で、けっこうな数が生息してる模様。コンサルしてる関係上そういう輩にもよく接触を持つんですが、都心部で軍団を相手にするのに比べれば全然楽なハナシで、話せば解るのがほとんど。まぁ、聞きなれない大阪弁のオヤジに話しかけられて萎縮してるだけなのかも知れませんけどねww
元々全体的に止め打ちや捻り打ちには寛容な地域でもあるんですけど、お盆前にグランドオープンした「東北初進出」の関東チェーン店では、初日から止め打ち捻り打ちによる「出禁祭り」が大開催され、相当数のプロ達が「二度と来るな!」と言い渡されて愚痴っておりましたww お店の営業方針なんで外野からとやかく言うつもりはありませんが、東北パチンコのパワーバランスを崩さないで欲しいなぁ~ってのが正直なトコロで、都心部大手のやり方がスタンダードになっちゃうと、せっかくまだ面白い状態で残ってた東北のパチンコがホント面白くなくなるんですわ。それが時代の流れなのかもしれないけどねぇ…納得したくないからコンサルという立場から足掻いてみせますよ。実はコンサルしてる店からそのグランドオープン店、けっこう近いしww
CRAナカムラ
奈良・愛知・岐阜・広島で店長職を10年歴任。その後、大阪の某チェーン店で統括営業本部長職を経て独立。常に打ち手目線を持ちつつ…と言えば聞こえはいいが、この男自身パチンコするのが三度のメシより好きという重症患者。