パチスロメーカー関係者の話によると、日電協では現在、傘下メーカーに対しアンケートを実施中です。同組合はMY(1日の最大差玉)2万枚を超えない措置について、純増の上限を2枚に抑える案を考えており、想定する同案の適用開始時期は今年12月1日以降の型式試験申請分。アンケートの内容は上記案の可否、不可の場合の理由と適用可能時期について。この結果も踏まえ、今後、新たな自主規制を実施することになりそうです。
またMY抑制案として他に、期待一撃出玉の大きいプレミアムフラグの発生確率の下限を設ける案も検討中。警察庁の担当課長補佐は「たまたま適合して、市場でドカンと出たのではなく、型式試験できちんと性能を確認することができ、仕様として規則の範囲内に収まって試験に適合したという形にしたい」との考えを、パチスロメーカー関係者に話した模様です。要は警察庁がパチンコと同様、パチスロも試験時と市場時での出玉の乖離を問題視していることもあり、その是正策として上記の案が浮上しています。
最近のパチスロ機は、とかく“事故待ち”と揶揄されることが多かっただけに、上記の案は理にかなっていると言えそうですが、実際の下限確率はどの程度となるのでしょうか。今後の動きに注目ですね。