ユニバーサルエンターテインメントは5月14日、2025年12月期の第1四半期決算を発表。売上高272億80百万円(前年同期比20.8%減)、営業損失25億12百万円(前年同期は営業利益40億23百万円)、経常損失123億19百万円(同経常利益55億75百万円)、純損失75億56百万円(同純利益34億円50百万円)の赤字転落で着地した。遊技機事業では、スマートパチスロ(スマパチ)の普及を背景にパチスロ機が堅調に推移した一方、販売台数は前年同期比で減少し、営業損失を計上した。また、統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」でも、ゲーミング・非ゲーミングの両事業で前年同期を下回る実績となった。
遊技機事業の売上高は87億50百万円(前年同期比36.9%減)、営業損失は11億99百万円(前年同期は営業利益39億29百万円)。パチスロ機は「スマスロ シャーマンキング」「沖ドキ!ゴージャス」、パチンコ機では「Pハネモノ ファミリースタジアム」「P愛の不時着」等を市場投入し、販売台数はパチスロ機10,222台(同14,915台減)、パチンコ機8,401台(同5,524台増)だった。
統合型リゾート(IR)事業の売上高※1は183億78百万円(前年同期比9.8%減)、営業利益は3億31百万円(同81.3%減)、調整後EBITDA※2は46億5百万円(同23.6%減)。「オカダ・マニラ」において、VIPセグメントの縮小とインバウンド客の減少が響き、特にVIPローリングチップ取扱高が大きく落ち込んだ他、マスゲーミングやホテル・飲食事業でも来場者数の減少が影響し、ゲーミング・非ゲーミングの両事業で前年同期を下回る実績となった。
※1 売上高は、総売上高からゲーミング税及びジャックポット費用を控除したもの
※2 調整後EBITDA=営業損益+減価償却費+その他の調整項目
2025年通期の連結業績予想については前回予想を据え置き、売上高1500億円(前期比18.7%増)、営業利益160億円(同429.1%増)、経常利益10億円、純利益8億円としている。