伊勢志摩サミット及び関係閣僚会合開催に伴う遊技機の入替自粛措置について全日遊連(阿部恭久理事長)は2月12日、都内文京区の東京ドームホテルで臨時理事会を開催し、実施期間を5月2日から5月27日にすると決議した。
入替自粛はサミット開催に伴い、欧州、中東等で頻発するテロを踏まえ、警察の治安維持活動に問題が生じないよう、警察業務の負担軽減に協力するためで、営業所での「入替検査」などの実地調査を行わなくて済むよう、変更承認申請の時期について配慮する。
同日、全日遊連が業界関係メディアに送付した通知文書では、入替自粛の期間について「テロ対策が強化されるサミット警備への協力という観点からすれば、ある程度の期間を確保することが必要になりますが、一方で、入れ替え対象とする検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機への対応を先送りしているとも受け取られかねない長期間の自粛は避けねばならず、治安維持活動への協力と健全化への取組みとのバランスを考慮して、平成28年5月2日(火)から5月27日(金)までと設定しました」と説明。
また、国を挙げての行事が無事終了するよう、業界としての協力姿勢を社会に示すには、業界の足並みが揃っていることが重要であるため、今回の入替自粛は期間を定め、全国一斉に実施するとした。なお、首脳会議、関係閣僚会合の開催に伴う地域は、個別に判断して期間の延長等の対応をする。