東商流が総会、堀井理事長を再選

東商流 第29回通常総会

東京商業流通協同組合(堀井努理事長)は10月22日、都内ホテルメで第29回通常総会を開催した。総会には組合員74名中58名(本人・代理人、委任状含む)が出席し、令和5年度の事業報告及び収支決算、令和6年度の事業計画及び収支予算などの各議案について、いずれも原案通り可決承認した。また、任期満了に伴う役員改選では、新たに理事14名、監事3名を選任し、その後の理事会で堀井理事長を再選した。堀井理事長は5期目になる。

令和5年度の事業報告では、金地金価格の急騰に対処するため1g金商品を休止し、0.3g及び0.1g金商品の価格を改定した他、新たに1g銀商品を開発し、販売を開始したことなどを報告した。令和6年度の事業計画では、前期中に一部先行販売した1g銀商品の全組合員への販売を行うこととした。

役員改選で再任された堀井理事長は、「当面の課題として、賞品提供ガイドラインを踏まえた商品の在り方や、流通システム維持費の縮減などがあります。組合員の皆様から幅広くご意見を賜り、総務、事業、経営、財務、広報の各委員会において真摯に協議し、かつ関連団体、企業の皆様方と連携を図りながら、安定的に商品を提供していきたいと考えています」と再任の挨拶を述べた。なお、副理事長には文元哲希、軍司浩太郎、近藤大介、飯田恭章、大城京誠の5名、専務理事には松澤誠(新任)を選任した。

東商流 第29回通常総会 堀井理事長

堀井理事長

また、総会に先立ち、警視庁・森浩史風俗保安対策官が行政講話を行い、①徹底した強盗対策、②賞品の適正管理、③暴力団排除と再関与防止対策、の3点について言及。総会後には関係団体・企業の関係者らを招いた懇親会を行い、元衆議院議員で野田総合政策研究所の野田毅理事長と東京都遊協の阿部恭久理事長が祝辞を述べた。

-業界ニュース
-,