マルハン北日本が道後温泉老舗旅館の全株式を取得~大和屋本店・大和屋別荘の運営開始

大和屋本店

大和屋本店

マルハンの北日本カンパニーは、9月30日に道後温泉の老舗旅館・大和屋本店旅館(愛媛県松山市)の全株式を取得したと発表した。2024年4月に100%子会社となった大和屋別荘(愛媛県松山市)と合わせて、大和屋グループがマルハン北日本グループの傘下に入った。

大和屋本店旅館・大和屋別荘ともに株式取得後も運営方針に大きな変更はなく、大和屋本店では奥村敏仁氏・奥村勇太氏・奥村晃弘氏、大和屋別荘では奥村美恵氏が役員を続けながら、両社の経営統合を進め、相互のシナジーが発揮される体制を構築していき、従業員もこれまでと同条件で全員継続雇用する。また、現地にはマルハン北日本から派遣された従業員が常駐し、大和屋本店・大和屋別荘含む道後温泉地域の素晴らしさを知り、学び、広く発信していくという。

大和屋別荘 エントランス

大和屋別荘 エントランス

マルハン北日本は、パチンコホール事業に次ぐ第二の柱として、ホテル・旅館事業・ゴルフ場運営事業・飲食店事業からなる観光事業に力を入れており、今回の株式取得も同社が観光事業展開に向けて2022年に設立した子会社・KITAI resortを通じて行われた。同社は、「観光立国として既に世界からも高い評価を受けている日本ですが、地域に根付く文化や食、暮らしと共にある美しい自然などその魅力はまだまだ奥深く、素晴らしいものがあります。私たちは、このすばらしい資源こそが、日本の未来を明るく照らす成長の源であると感じ、それらの本質的な価値を世界に発信することで、日本への誇りや尊敬の念を生み、未来への希望を創り、国の発展に貢献したいと考えています」としている。

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