全商協所属の関西遊商では毎年、組合員及び従業員がホールを訪問する際に駐車場を巡回する「ホール駐車場の特別警戒巡回活動」を実施している。今年の強化月間は5月1日から10月31日、特別強化月間は7月1日から8月31日とし、8月2日を「特別強化日」とした。
特別強化日は同組合の社会貢献・環境対策委員及び理事20名の参加者が5つのグループに分かれ、大阪府下の10店舗のホール駐車場を確認。車内に子どもが取り残されていないか、一台一台を入念にチェックした。
西川直也専務理事は「毎年、気温の上昇が止まらない中でホールの意識も変わり巡回活動を独自で行っているが、私どもも啓蒙としてこうした活動をしている趣旨を各ホール様に連絡したうえで行っている。各ホールとも連携し、今後も継続した活動を続けていきたい。特に今年は酷暑で、大阪も昨日は今年最高気温を記録し、今日もそれを上回る予測が出ている。大人でも脱水症状、熱中症が多く発生している中、一丸となって子どもたちの生命を守る活動を積極的に行っていきたい」と語った。
巡回を行う委員らからも「車を覗き込んだ時に、チャイルドシートにぬいぐるみが乗っている光景などを見るたびにゾッとする。さすがにこの気温で車内放置をする親がいるとは思えないが、万が一に備えてすべての車を入念にチェックしたい」と話した。
大阪ではこの日、気温36度超えを記録。定期的に水分補給をしながらも、着用したビブスを汗で濡らす活動が続いた。