ぱちんこ広告協議会(PAA)は、ギャンブル等依存症問題啓発週間中の5月20日、DMM.com本社で全日本学生遊技連盟(学遊連)の協力を得て、学生と共に依存問題について考える「依存問題勉強会~学生と考えるぱちんこ依存問題」を開催した。
勉強会には学生を中心に46名が参加。まず、ワンデーポート中村努施設長が登壇し、「ギャンブル依存は、『病気』ではなく生活・人生の問題」という理念に基づくギャンブル依存支援活動から得た実際を踏まえ、「親世代と現在の若い人を取り巻く環境には違いがあり、親世代で有効だった解決方法を適用することはできない」、「パチンコは安全な失敗ができる『遊び』」という認識などが示された。
オンラインで参加した公立諏訪東京理科大学・篠原菊紀教授は、ギャンブル等依存症の予防を目指す「スマートPLAYスタイル」で展開されている予防法やギャンブル障がいの定義、「危険な遊び方」の仕組みや対処法、自己申告・家族申告プログラムの活用などについて解説した。
続いて中村施設長、篠原教授、「責任ある遊技」を掲げ依存問題に長く携わっているホール経営企業・ニラクの武田裕明総務法務部に加え、学遊連学生理事の浪岡将史氏、中村ターリック氏、鈴木康太氏によるディスカッションが行われた。